土木・建設用語辞典

【土質・地盤】 

ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 ワ行

【た行】

|つ|

—————【た】——————

第三紀層

第三期に堆積した地層のこと。新生代より古い中生代、古生代の地層に比べ年代が若く、石化が進行していないため堅硬ではなく、軟岩に分類されることが多い。

帯水層

井戸などにおいてかなりの水量が汲み上げられるほど十分な水量を保有している岩層や砂礫層のこと。帯水層の地下水の水頭が帯水層の上側境界面より高い場合は、被圧帯水層という。

体積圧縮係数

沈下計算に用いられる、土の圧縮性を示す係数。

堆積岩

火成岩、変成岩と合わせ岩石の基本3分類のうちの一つ。主として陸域において浸食削剥された岩石の材料が、河川などで運搬され水底に堆積し岩石となったもの。かつては水成岩と呼ばれていた。この他火山灰などが降り積もり地層となったもの(凝灰岩)もこの一種。

台地

ほぼ平坦で高度をもつ地形面のこと。洪積世の地層の堆積により平坦面が隆起した洪積台地や石灰石の浸食によるカルスト台地、溶岩の流れた面が残った溶岩台地などがある。

第四紀

地質時代の最後の紀に当たり、新生代を第三紀と第四紀に分けた場合の新しいほう。おおむね約200万年以降から現在までの時代のこと。この時代の地層は年代が若く、岩石となっておらず土の層となっていることが多い。

大理石

石灰石のうち、変成作用などにより再結晶作用を受け、粗粒な方解石の集合体となった岩石を、狭義で大理石(結晶質石灰岩)と呼ぶ。

ダイレイタンシー

土がせん断力で破壊する際、土粒子の配列状態が変わり体積変化を生じること。緩い砂や正規圧密粘土では体積が収縮し、ダイレイタンシーを負で表す。一方、締まった砂や過圧密粘土では体積が膨張し、正で表す。

単位体積重量

土圧、支持力、沈下、斜面の安定などの計算において、土の自重として用いられる、土の単位体積当たりの重量のこと。

段丘

河岸や海岸に沿って急崖と平坦、もしくは緩傾斜面が繰り返し現れる段々状の地形をいう。

断層

地殻変動など地盤の破壊によって生じた不連続面のうち、面と平行な変位(せん断変位)を主とするもの。周辺の岩盤の多くが破砕され、断層破砕帯となっている。

—————【ち】——————

地中応力

構造物などの上載荷重により地盤内に発生する応力。鉛直に載荷した場合の鉛直地中応力は、深さ方向と水平方向に漸減するように分布する。この応力分布の形を応力球根という。

地中変位計

地盤内の変形量を測定する計器の総称。垂直に埋設した測定管内傾斜計を下げて任意の位置の移動量を測定する方法、傾斜計を測定値に固定して測る方法などがある。

チャート

主として潜晶質石英の緻密な集合体で、95%以上がSiO2からなる、きわめて堅硬。塊状のものと層状のもとがある。

沖積層

沖積世で現在の河川作用によって堆積生成された地層のこと。堆積以来十分な年代を経ておらず、圧密の進行が不十分のため軟弱な土質地盤を形成している。

沖積土

年代の若い沖積世に堆積した三角州などの堆積物を母材とし、土壌化の進行しいない無機質を主とする未熟土のこと。

超音波パルス試験

土や岩石など供試体内の超音波速度を測定し初期せん断弾性係数やポアソン比を求める試験。

長石

曹長石、灰長石、カリ長石を端成分とする固溶体鉱物の総称。SiO4四面体の一部をAlとNa、Ca、Kいずれかが置き換えた立体網珪酸塩鉱物。花崗岩などの酸性岩の他、塩基性岩、堆積岩、変成岩などほとんどの岩石に含まれる重要な造岩鉱物。

重複反射理論

地震波のうち、横波のS波(せん断波)が基盤とその上部の地表層との境界面、地表面で反射と透過を繰り返す現象を利用し、鉛直下方から入射する任意の波動から地盤振動を解く理論。

直下型地震

>>直下地震

直下地震

規模の大きくない地震でも、都市部など人の密集する地域付近で起こるため震度が大きく感じられる地震のこと。直下型地震ともいう。

貯留係数

1.帯水層の単位表面積当たり、かつ単位水頭当たりの貯留水の容量。 2.地下水位の変化によって生じる自由水面付近にある土の貯留水の変化量。

—————【て】——————

泥岩

粘土やシルトが圧縮脱水され固化した堆積岩。砂質、シルト質、凝灰質、石灰質のものを含め泥質岩というが、粘土や成因によって分類される。

泥炭

ヨシなどの湿生植物が低温多湿の条件下において、ある程度腐植化し集積した土壌のこと。ピートともいう。過湿で酸素に乏しく、微生物が少ないため植物遺体が分解されず、灰色から黄褐色までの有機物が厚く堆積した土壌。構成植物種によって高位泥炭、中位泥炭、低位泥炭に分類される。

転石

河川などにより、現位置とは異なる場所から運搬された巨大な礫。

—————【と】——————

統一土質分類

粒土とコンシステンシーにより土の分類を行うもの。第一文字に土の種類を、第二文字に粒度、塑性、圧縮性などを表す。

凍結

土の間隙水が凍ること。

凍上

土が凍っていくとき、氷の成長に伴って土の体積が膨張すること。もともとは凍結によって地盤の表見が隆起することをいう。凍上しやすいのは、シルト以下の細粒分を多く含む土。

透水係数

多孔体中の間隙を流れる浸透流速は動水勾配に比例する、という関係の比例定数のこと。

透水量係数

帯水層の地下水流動性の指標。自由水面下の水深(D)、または被圧帯水槽厚(H)と透水係数の積で表される。

土被り圧

地中のある地点から、その上にある土の重さによって生じる圧力のこと。

特殊土

土質工学上の基本物性が教科書的なものと異なり、施工において取扱が問題となる土。火山灰質粘性土、しらす、まさ土などをいう。

土丹

中新統上部から更新統の泥岩、半固結粘土・シルトを示す土木用語。地質学的な正式名称ではない。軟岩に分類されるが、N値50〜120であり通常の構造物の基礎としては十分な強度がある。

トップリング

岩盤斜面において、主に重力の作用により岩体が柱状あるいは板状に、回転を伴って崩壊する現象のこと。層理面など地質的な不連続面が、斜面側に急傾斜する場合はトップリングによる崩壊の危険性がある。