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Feature| 成長の源泉と基盤

整備新幹線とリニア中央新幹線

早期開業を目指す北陸・北海道新幹線

2015年3月に北陸新幹線の長野—金沢間が開業します。さらに金沢—敦賀間については、開業が現行計画の2025年度から2022年度に早まり、このうち金沢—福井間はさらに前倒しして先行開業を目指す方向です。未整備の敦賀—大阪間では、敦賀—米原を新線建設し、米原から東海道新幹線で新大阪へ乗り入れる「米原ルート」、敦賀から小浜市付近を通り大阪に向かう全区間を新線建設する「若狭ルート」、在来線にも乗り入れ可能なフリーゲージトレインを活用して在来線の湖西線に乗り入れて大阪に向かう「湖西ルート」の3案が検討されています。
そして、2016年3月には北海道新幹線の新青森—新函館北斗間が開業します。また政府は、新函館北斗—札幌間の開業時期について、現行計画の2035年度から5年前倒しする方針を発表、北陸新幹線とともに早期開業を目指しています。

ついに始動したリニア中央新幹線

1962年の研究開始から半世紀以上の時を経て、いよいよ大プロジェクトが始動しました。2027年に東京(品川)—名古屋間での開業を目指すリニア中央新幹線です。総工事費は5兆5,235億円。JR東海が2014年8月に発表した「工事実施計画(その1)」での工事費は、その70%超に相当する4兆158億円に上ります。
なかでも隧道費、つまりトンネル工事費は1兆6,219億円で、(その1)の工事費の40%超に達します。品川—名古屋間の延長285.6kmのうち、約86%にあたる246.6kmをトンネル区間が占めるためです。この長大トンネル工事は、大きく中央アルプスを貫通する山岳トンネル区間と、品川と名古屋の地下に設けられるターミナル駅を基点とする都市の大深度地下を通過するシールドトンネル区間に分かれます。
トンネルのほか、高架橋23.6km、橋梁11.3km、路盤4.1kmでつくられるリニア中央新幹線ルート。2045年には名古屋から大阪まで延伸する計画もあり、"リニア需要"は長期にわたって続きます。各地の新幹線とリニア中央新幹線のルート

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