土木・建設用語辞典

【各種構造物】 

ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 ワ行

【あ行】

—————【あ】——————

アークスタッド溶接

ボルトや丸鋼などの先端と母材間にアークを発生させ、圧着して取り付ける電気溶接。「スタッド溶接」とも。

アイドラー

直接駆動や動力の伝達に関係なく使用される歯車や車輪のこと。「遊び車」とも。

上げ床形式

>>浮き基礎形

遊び車

>>アイドラー

当盤

リベットの締付けに際し、すでに成形されている側のリベット頭を支持する金具。

当てもみ

ボルトやリベットの孔あけにおいて、添接板を母材に仮止めしてリーマーなどで正規の孔をあけること。

アニュラープレート

平底円筒タンクの底板で、外周の側板との接合部分に用いられる同心円状の板材のこと。

アンカーフレーム

鋼部材などをコンクリートの基礎上に固定する際、コンクリート中に埋め込む鋼製の枠組。

アンカーボルト

鋼部材などをコンクリートの基礎上に固定するために用いる埋込み式のボルト。

—————【い】——————

一重殻構造

低温タンクの外殻が一重で構成され、−50℃程度までの温度でアンモニア、エチレンなどの貯蔵に使用。

移動屋根式タンク

タンクの屋根が液面上に密着し、液面の上下動とともに動く形式の石油類を貯蔵する平底円筒タンク。「浮き屋根式タンク」とも。

—————【う】——————

ウィービング

アーク溶接の際、溶接の進行方向に対し溶接棒を左右に動かしながら作業を行うこと。

浮き基礎形

低温による地盤の凍結膨張の防止を目的とした、基礎スラブを杭により地表面から1m程度高くした基礎形式。「上げ床形式」とも。

浮き屋根式タンク

>>移動屋根式タンク

裏当て材

溶接部の裏側から溶融金属が落ちるのを防ぐために当てる金属や石綿のこと。

裏波ビード

裏側からの溶接が困難な部材を片側溶接によって突合せ接合する場合、裏側にできるなめらかな波形の溶接金属。

裏斫り(うらはつり)

突合せ溶接で、片面溶接後に不良となりやすい第1層部分や欠陥部分を裏側からはつり取ること。

上向き姿勢

下方から上向きの姿勢で行う溶接方法。

—————【え】——————

エアレーション

汚水に空気を吹き込み、かくはんし酸化作用と好気性微生物による浄化作用を促すこと。「曝気」とも。

液密・気密構造

容器内の液体、気体が漏れないようにした構造。

X線検査

>>放射線探傷

エレクション

現場で鉄骨やPC桁を架設すること。建家工事では鉄骨、プレキャストの壁板や床板を建て込むことをいう。

エレクトロスラグアーク溶接

溶けたスラグの中に電極ワイヤーを送り込み、スラグの抵抗による熱を利用してワイヤーと母材とを溶接する方法。

縁端距離

ボルトやリベット孔の中心から材片の端部までの距離。

エンドタブ

溶接の際、溶接ビードの始点、終点に取り付ける補助板のこと。

—————【お】——————

お灸

板上でおきゅう状に分布した各点を局部加熱することでひずみ除去を行う。「点加熱法」「点焼き法」とも。

遅れ破壊

静荷重を継続して受けた高い強度をもつ部材が、外見上ほとんど塑性変形をせずに突然破壊する現象。「静的疲れ破壊」「継続荷重破壊」ともいう。

汚泥濃縮タンク

下水処理において汚泥を濃縮して体積を減らし、後工程を効率化する役目をするタンク。