【あ行】
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あ|
い|
う|
え|
お|
—————【あ】——————
アースオーガー
場所打ちコンクリート杭やPCパイルなどの工事で、地中の穿孔に使用する機械。シャフトで吊り下げたスクリューの刃先が回転して穴を掘る。
アールを付ける
丸みをつけること。円の半径を表す記号「r」に由来。
相吊り
2台のクレーンで重量物を吊り上げること。同一規格のクレーンを使用することが望ましい。「共吊り」とも。
相番
1.作業をともにする仲間、相棒。
2.異なる職種の作業者が共同で作業すること、またはその場合の相手方。
3.2交替制で作業する場合の相手方の作業グループ。
アイランプ
反射鏡を内部に備えた電球。仮設用の投光器や写真撮影時の照明などに用いる。
アウトリガー
トラッククレーンなどで、吊り荷による転倒を防ぐための支えとして、車体から腕のようにはね出す部分。
空き
1.平行な鉄筋の表面間距離の最小値。純間隔。
2.製作誤差や施工誤差を吸収するため設けるすき間。「逃げ」とも。
3.部材を繰り返しセットする場合の部材間の間隔。
上げ越し
1.型枠などを組むとき、打設されるコンクリートの重量による型枠のたわみなどを見込み、あらかじめ型枠を上げめに組み立てること。そり。キャンバー。
2.トンネルエ事で勾配が足りなくなるのを考慮して切羽を少し高めに掘り進めること。
3.沈下を考慮して少し高めに盛土すること。
麻心(あさしん)
ワイヤーロープの中心にある心に繊維を使用したもの。軟らかいので玉掛け用によく用いられる。
足場
工事用に組み立てる仮設の作業床、作業員通路などのこと。
足場板
仮設通路や作業床に用いる板。長さ4m、幅24cm程度のもの。
遊び
1.接合部などに緩みがある状態。
2.間隔にゆとりをもたせた状態。
3.職人が仕事にあぶれること。
アタッチメント
クローラークレーンや油圧バックホーに取り付けるバケットやブレーカー。
当り
1.じゃまな出っ張り。後に続く作業に支障となる突出部分を除去することを「当りを取る」「当りとり」などという。
2.モルタルの仕上げ面の定規になるように、あらかじめ部分的に塗ったモルタル。
あばた
>>ジャンカ
アバット
橋梁の両端にあり、上部工からの荷重や背面からの土圧を支持する下部構造物。「アバットメント」の略。「橋台」とも。
アバットメント
>>アバット
歩み板
仮設用の通路や作業床に架け渡す道板のこと。足場板と同じ意味で用いることもある。
アレスター
雷などによって電力系統に生じる衝撃的異常電圧を瞬時に放電し、機器の絶縁破壊を防止する華軍。「避雷器」とも。
—————【い】——————
一人工(いちにんく)
作業員1人が1日働いた分に相当する作業量のこと。「一人役」ともいう。
一人役(いちにんやく)
>>一人工
いってこい
行って戻る折り返しの状態をいう。
一本足場
建地が1列だけの足場。歩み板がなく作業には不適。「一側(ひとかわ)足場」とも。
移動式足場
>>ローリングタワー
斎鎌,忌鎌(いみがま)
地鎮祭,起工式の苅初(かりぞめ)の儀で使う鎌。
斎鍬,忌鍬(いみぐわ)
地鎮祭,起工式の穿初(うがちぞめ)の儀で使うくわ。
斎鋤,忌鋤(いみすき)
地鎮祭起工式の穿初(うがちぞめ)の儀で使うすき。
斎砂(いみずな)
苅初(かりぞめ)の儀や穿初(うがちぞめ)の儀に使う砂で,円錐形に盛ったもの。「清砂」「盛砂」とも。
入り隅
2つの面が交差するとき,内側にへこんだ隅角部。
いわし
>>キンク
インサート
コンクリートにボルトなどをねじ込むため、あらかじめ型枠に仮止めしておき、コンクリート打設により埋め込まれる鋼製の部品。
引照点
>>にげ-1
インパクトレンチ
鉄骨工事でハイテンションボルトを締め付けるために使用する工具。圧縮空気を使うことで強力な締付けができる。「空気レンチ」とも。
—————【う】——————
ウインチ
ロープを巻き取ることによって重量物の上げ下ろしや移動を行う機械。動力は電動機による場合が多いが、人力による手巻きウインチもある。
ウエス
機械器具類の掃除などで使用されるぼろ布きれ。
ウエルダー
電気溶接器。一般的にはエンジン付きの溶接器を指す場合が多い。
請け取り
事前に歩掛りと作業量とを想定し、報酬を決めてから作業にとりかかる請負、もしくは賃金支払いの方法。
打って返し
一度使用した材料などを繰り返し使うこと。型枠パネルを繰り返して使う場合などに用いる言葉。
腕木
1.足場板や歩み板を架け渡すため布丸太間をつなぐ短材。「ころばし」とも。
2.柱や梁から持ち出した片持ちの短い小梁。
3.電柱の横木。
馬
1.足場に用いるため、歩み板や角材を架け渡すための4本足の台。
2.長尺物の鋼材やコンクリートパイルを車で運搬する際、運転台の屋根を傷つけないよう荷台に置く4本足の台。
3.鉄筋を加工したスペーサー。
膿む,熟む(うむ)
現場の地盤が水を含んでどろどろとなった状態のこと。
埋殺し
土留めや基礎部の型枠などに使用した仮設材を、取り除かず埋め込んだままにしてしまうこと。
裏込め
1.積石の安定や排水の目的で、石垣,石積みの擁壁などの背面に詰める砂利や割栗石、またはその作業。
2.トンネルやシールドの地山と覆エコンクリートの隙間に充てんするコンクリートやモルタル、またはその作業。
上端
>>天端
上屋(うわや)
1.現場内に設けられた機材・資材を保護するための仮設用の屋根。
2.雨天などでも工事が可能となるように覆った屋根。
3.地下構造物との対比でいう地上構造物。
—————【え】——————
エキストラ
余分の、特別の、という意味。
エキスパンションジョイント
建物と建物、部材と部材の接合において、膨張、収縮、振動、沈下などが伝わらないように工夫された接合方法。
エフロレッセンス
コンリートの表面などに発生する結晶化した白色の物質で、炭酸カルシウムのこと。「擬花」「白華」とも。
エマルジョン
ある種の液体が他の液体の中で微小な形で分散している状態。
円
土木工事で使われているメートルの俗称。センチメートルを銭、ミリメートルを厘という。
縁切り
コンクリート構造物で、伸縮を考慮してエラスタイトなどの伸縮目地材を挿入して適当な長さに施工目地を入れること。隣りに影響が及ぱないようにすること。
エンドレス
スキーリフトやベルトコンベヤーのような循環式運搬用具。ワイヤーロープなどの両端をつないで使う場合「エンドレスにする」ということもある。
—————【お】——————
追い挺
重量物をコロを用いて移動する際、後方に棒を差し込みてこを利用して物を前進させること。
OJT[オー・ジェー・ティー]
on the job trainingの略。作業者・労働者に対し作業を通して、教育、指導、,訓練を施すこと。
オーライを取る
吊り荷の揺れや回転を防ぎ、目的位置に正確に下ろすため吊り荷に控えのロープなどを取り付けること。
拝む
直立しているべきものが傾いていること。
置場渡し
材料などを置場で受け渡しする条件の取引き。「倉渡し」「倉庫渡し」とも。
納まり
現場で取り付けられるさまざまな部材の組合せの具合。美観的にも機能的にもきちんと整っていることを「納まり力寸よい」という。
おしみ
重量物を移動するとき、反対側から一端を固定物に巻き付けて引っ張っておくロープ。「おしめ」ともいう。
おしめ
1.
>>おしみ
2.鉄筋やパィプの運搬・揚重に際して、その一部が抜け落ちないように下部から当てがうむしろ類のこと。
男
桁や梁に丸太を使うとき、中央部が上にそった状態にすること。凹凸に由来する俗語で、むくりと同義。
踊場
休息や転倒防止の目的で階段の途中に設けられる踏面の広い平坦な部分。
オペ
>>オペレーター
オペレーター
機械を操作・運転する作業員のこと。労働安全衛生法、同施行令に資格についての規定がある。「オペ」とも。
親
>>親ワイヤー
親方
徒弟制度時代の呼称の名残りの一つで、現在は職人の雇用主を意味する場合が多い。
親綱
1.安全帯をかけるために張るロープ。
2.
>>親ワイヤー
親ワイヤー
クレーンなど揚重機のブームを吊っているワイヤー。「おや」「親綱」ともいう。また荷を吊るワイヤーを「子ワイヤー」という。
温度補償用ゲージ
電気抵抗線ひずみ計によって測定を行うとき、温度変化による影響を除去するためのゲージ。
温度補正
温度変化により影響を受けるさまざまな値を、標準温度の値に補正すること。