[Feature] 2.Overseas 海外展開

ASEANをはじめとするアジア諸国で積極的に展開されるインフラ整備事業

急速かつ安定的に成長するアジア市場

急速な経済成長や都市化を背景とするインフラ整備事業 が積極的に展開されているアジア諸国。世界第2位の経済大国である中国、2020年代には世界第1位の人口を有することになるインド、そしてASEAN(東南アジア諸国連合)の存在感が増しています。2019年1月に国際通貨基金(IMF)が公表した世界経済見通しによれば、ASEANは5%以上の経済成長率を維持すると予測され、今後も生産年齢人口が増え続けて安定的に成長する見通しです。
当社グループは上海、香港、シンガポールの既出店国・地域に加えて、2015年からインドネシア、ベトナム、タイ、フィリピン、マレーシアに合弁会社を新設するなど、ASEANへの注力を強めています。

旺盛なインフラ需要が見込まれるASEAN諸国

インドネシアでは2015年~2019年の5年間に44兆円の インフラ投資を推進する「国家中期開発計画」に基づく発電所や新港の建設、高速鉄道(MRT)計画などが実施されています。ベトナムでは「社会・経済開発10カ年戦略」や「ハノイ首都圏計画2030」などの国家プロジェクトにおける下水道・排水システム整備や都市鉄道整備が、タイでは運輸省主体の20年プランに基づく国道整備、海運・航空・高速鉄道・治水などの整備事業(それぞれ2兆円規模)が進行中。フィリピンでは2030年までに7兆円規模のインフラ開発を実施するロードマップが承認され、マレーシアでも7兆円規模の「第11次マレーシア計画」や「ペナン交通マスタープラン」などに基づく大規模なインフラ整備が計画されるなど、当社グループが拠点展開しているASEAN諸国では旺盛な建設需要が見込まれています。
今後は各社の業績を維持拡大させ、それぞれの海外パートナー企業との連携を深めながらASEAN諸国のインフラ需要拡大に関連した事業展開を図ってまいります。

タイで進む再開発の建設工事現場

当社グループが拠点展開する各国の基本情報と主要プロジェクト

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主要先進国・主要新興国の経済予測