カナモトから皆様へ

東日本大震災の発生から1年余りが経過いたしました。一日も早い復興をお祈りするとともにカナモトグループとしても全力を挙げて復旧・復興活動の一翼を担ってまいります。

ここに、2012年10月期第2四半期における株式会社カナモトグループの活動状況をご報告し、あわせて今後の方針を申し述べます。
当期の日本経済は、大震災後の復旧需要等により表面的には改善傾向が見られたものの、欧州通貨危機や中国の景気低迷から海外景気が下振れし、総じて不透明な状況が続きました。
当社グループでは大震災直後から大量の建機・機材を被災地に投入しておりますが、他にも豪雨災害復旧事業が加わり東北一円の事業所は繁忙を極めました。同地域においてはきめ細かい顧客サービスを行うために、拠点の増強を積極的に推進しております。また弱含みと予想していた非被災地域のレンタル需要も電力不足対応や耐震対策需要等で底固く推移したこともあり、当期の業績予想を上方修正いたしました。
カナモトグループとしては、これまで以上にレンタル資産の適正配置を推進して、種々の需要に的確な供給を行うほか、時代が求めている情報化施工機器や省エネ新商材等の採用・提供にも注力いたします。
建設業の装備を一手に引き受けている建機レンタル業の果たすべき供給責務は重大であり、今後も重要な社会インフラとしての自覚を持って業務に取り組んでまいります。

また中長期的な成長エンジンとして位置づけている海外事業については、引き続き中国事業の拡大に注力し、中国本土・香港での旺盛な需要を的確に取り込み、収益拡大に努めます。

株主の皆様におかれましては、当社グループへ従前に変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

株式会社カナモト 代表取締役社長
金本寛中

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