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特集| IT・財務・投資戦略

「業務効率化」で収益率の向上を推進する戦略的ビジネスシステム。

企業戦略の実践に欠かせないITガバナンス

近年、「ITガバナンス」の整備の必要性が高まっています。ITガバナンスとはごく簡潔に言えば、企業がITを導入・活用する際に目的と戦略を適切に設定し、その効果やリスクを測定・評価して「理想とするIT活用」が可能なメカニズムを確立すること。企業にとって業務の効率化や戦略的目標を実現するために、ITが効果的に使用されているかどうかは極めて重要です。より効果的にITを活用するためには、その運営やリスク管理などをシステム部門任せにせず、全社的課題として取り組むべきと考えられています。

業務の効率化に向けた情報システムの拡充

カナモトの基幹システムはUNIXをプラットフォームとしたWebベースのオープンシステムを採用 1985年、カナモトは業界に先駆けて全拠点オンラインネットワークを構築しました。2004年には基幹システムをメインフレームからオープンシステムに全面移行し、レンタル用資産の在庫管理からメンテナンス・定期検査の実施状況の全てを把握、さらに次期導入機種の選定に至るまで、あらゆる業務の効率化を実現しています。
このカナモト・オンラインシステムこそが、レンタルの基本ともいえる「必要な時に、必要なモノを、必要な数だけ」提
供することを可能にしているのです。スムーズな入出荷は
もちろんのこと、ユーザーニーズに即した商品ラインナップ、レンタルフリートの形成にも大きく寄与しています。
今後も「ITガバナンス」の整備に努め、自社システムの開発に積極的に取り組みながら社内業務の一層の効率化を図っていきます。

資産運用の最適化による収益率向上

カナモトは、従前から当社グループの収益の根幹は建設機械の管理と業務の効率化にあると考えています。また、業務改善プロジェクトを発足させて現行業務プロセスの徹底的な分析・改善を推進。低稼働資産の整理による損益管理や、機種・年式構成の適正化による競争力の強化などを図り、レンタル用資産の運用期間内での収益の最大化と運用収益率の向上に努めています。

ストックビジネスの特性に対応する独自の財務戦略

レンタルというストックビジネスでは、有利子負債比率が他業種の企業に比べて高くなります。この特性に対応する財務戦略として、カナモトは株主資本の充実を図りつつ、資産導入に際してはキャッシュ・フローの範囲内での設備投資を目安に、有利子負債の圧縮とバランスシートのスリム化に努めています。

収益の源泉を確保する、将来を見据えた投資戦略

カナモトでは毎期積極的な設備投資を実施しており、その資産規模に見合う償却負担が生じています。しかし「レンタル」は、レンタル収益を確保した後、中古売却益が得られるという特性を持つビジネス。つまり、毎期生じる減価償却は将来の収益の源泉となるのです。そのため当社は当該年度の業績だけでなく、EBITDA+(営業利益+減価償却費+支払リース料+割賦手数料+小額資産)とRO I(投下資本回収率)の2つを最重要経営指標として、従前からその伸長に取り組んでいます。

EBITDA(イービットディーエー)の推移(連結) EBITDA(イービットディーエー)の推移(連結)・EBITDA+(イービットディーエー・プラス)の推移
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